おつかれさま、かぷちーとです。
今回は映画『フェイク・シティ/ある男のルール』のレビューと解説を書きます。
違法捜査を続けてきたために、酒におぼれた主人公トムが、元相棒のワシントンの死をきっかけに、本当の”正義”を探す物語です。
私はこの映画が好きでも嫌いでもない作品でした。普通です。
好きな理由はキャストの演技力で大分カバーされた気がします。
嫌いな理由の方が多かった映画です。
ウォレスト・ウィテカーやキアヌ・リーブスが好きなら、夕飯のおともに最適かもしれません。
真面目にみるような映画ではなかったです。
この記事は映画『フェイク・シティ/ある男のルール』を視聴済みの方に向けたレビューです。未視聴の方はご覧にならないようお願いします。
製作キャストとキャラクター紹介
監督 デヴィッド・エアー
代表作は『フューリー』『スーサイド・スクワッド』
キャラクターに寄って撮影する感じで、誰が誰か分かりやすかったです。
でも、遠目から撮影することが少なかったから、ちょっと見えにくいシーンも多かったです。
トム(キアヌ)が相棒のディスカント(クリス・エヴァンス)と乗り込んだ部屋での銃撃戦、冷蔵庫を押し倒して玉を打ち込むシーンはカッコよかったです。
キアヌ・リーブス
ウオッカを3瓶グビッと飲んで捜査、トム・ラドロー
大分直感的な主人公で頭は良くない。
ストーリーはだいぶ分かりやすい作品で、あらすじからオチも読めてしまう内容です。
「黒幕やっとわかったの?」っていってしまいそう。
これかも利用され続けるのもしれない。
フォレスト・ウィテカー
優秀だけど番犬を使いこなせなかった悪党、ジャック・ワンダー
物語の終盤、あらゆる大物の弱みを握っている事を暴露します。
その恩恵の一つである違法捜査から、法を守っていては救えない命を救うことができたと釈明した。
確かにその通りではあるけど、結局自分の欲と権力が欲しかっただけにも聞こえます。
フォレスト・ウィテカーらしく、”言葉の圧で従わせる”感じが役に合っていた。
ヒュー・ローリー
ワンダーと妄信(猛進)なトムに頭を抱える内部調査班、ジェームズ・ビッグス
今作で最もストレスを抱えていそうな人物、頭のてっぺんが物語っている。
最後に「君が必要だ」とトムの行動を不問にしている辺り、ワンダーの思考とかわらないのかも。
クリス・エヴァンス
婚約を控えた”まだ若い”イイやつ、ポール・ディスカント
良心は残っているが事件の証拠を隠蔽しようとする人物。
上からは詳しい話を聞いていないが暴走するトムに忠告するなど大変な役割をになう。
トムと事件の真実を探るパートナーとなります。
後の『キャプテン・アメリカ』である。
『フェイク・シティ/ある男のルール』の感想と解説
ありふれたストーリー
法を守っていては救える命も救えない、だから法を破っても”正義”を果さなければならない。
でも、その”正義”を”正当化するための詭弁”(きべん)でもあるよね?っていう、ありふれたストーリーです。
ありふれたストーリーの中でも、なにか”学び”があったりキャラクターが”魅力的”であれば、面白い映画になるとは思います。
でも、この映画にはそれがないです。
とても平凡な映画です。
キャストは豪華
ストーリーが平凡だから”華やかさ”は俳優で補うしかないです。
『フェイク・シティ/ある男のルール』ではこの辺りの”ツボ”は押さえています。
いくつかカッコいいシーンもあったし、俳優の持ち味をいかせていました。
最後に
ストーリーはこの時代に流行った作風です。
はじめてみる人には斬新に映るかもしれませんが、そこまで面白い作品ではないです。
キアヌが大好な人や、クリス・エヴァンスの若かりし頃をみたい人にはおすすめできます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
堅苦しい文章なのは許してください。
では、またの機会に。