おつかれさま、かぷちーとです。
今回は映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』のレビューと解説を書きます。
あらすじ
ニューオーリンズでバーテンをするウィルは、密かに想いを寄せるアリシアとその恋人といつもの様に飲んでいた。
しかし常連客のエリックが泥酔し仲間と喧嘩をして頬に大怪我をする。
警察を呼んだウィルだが、それを知った若者(未成年)達は一目散に出ていく。
後始末をしていたウィルは若者達が落としていったスマホを発見し、それを持ち帰ってしまう。
スマホのロックを解除できてしまったウィルは奇妙なメッセージを受け取り、恐ろしい狂気に足を踏み入れていく……。
簡単な感想
”空っぽの人生を歩む男”が、スマホを拾ったことをきっかけに”何者かに”とり憑かれてしまいます。
私は、結末をみて、「なんだ、この映画」と完全に理解不能でした。
”グノーシス主義”というキーワードを知っていれば、主人公に何があったのか理解できたはずです。
この記事は映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』を視聴済みの方に向けたレビューです。未視聴の方はご覧にならないようお願いします。
製作キャストとキャラクター解説
監督 ババク・アンヴァリ
代表作「アンダー・ザ・シャドウ」
”グノーシス主義”ときいて私は映画鑑賞後に調べました。
詳しくは下記の感想と考察に記載します。
”グノーシス主義”を知らないで鑑賞すると、自己中の主人公が変なメールをもらって、気が狂い、最後は何故か傷口を吸います。
そんだけの話です。
折角キャリーが観客の代わりに”謎を調べてくれるポジション”なのに、常に主人公のウィル目線で物語を進めているのが、理解できない”退屈な映画”にしています。
出演 アーミー・ハマー "ウィル"
- キャリーが気味悪がったスマホを中々警察に持っていきません(ゲームに夢中)
- 自分は浮気しようとしているのに、恋人には自分を愛することを求めます。
- エリックを「大事な家族だ」と言っておきながら医者や警察に相談しません。
ダコタ・ジョンソン "キャリー"
ザジー・ビーツ ”アリシア”
ブラッド・ウィリアム・ヘンケ "エリック"
『ワウンズ:呪われたメッセージ』の感想と考察
簡略解説”グノーシス主義”とは
- 馬鹿な学生たち、なにかの儀式で神様に会おうとしたら悪霊が出てきて乗り移られてしまう。
- 乗り移られた学生が死ぬ。
- 生き残りの学生たちがバーで飲んでいると、酔って大暴れしているエリックが大けがをする。
- 悪霊は傷口からエリックに乗り移ります。
- しかし、悪霊は”空っぽの人間”と相性がいいらしく、他の人間ではうまくいかない。
- スマホを拾ったウィルは、ロックを解除して電話に応答します。
- これにより、悪霊はウィルの存在を知ります。
- 悪霊さん「ウィルってやつ理念ゼロでクズ野郎じゃん」「気に入った、幻覚と妄想で精神崩壊してから乗り移るぜ」
- これまでの経緯で、悪霊が体内に入るためには、”傷口”が必要だったことが分かります。
- ウィルは自ら口を開け悪霊を受け入れます。
『ワウンズ:呪われたメッセージ』はつまらない
最後に
私はこの映画が嫌いです。
正直、怖くもないし、感動もありませんでした。
”グノーシス主義”や”宗教観”を分かっている人なら楽しめる映画かもしれません。
でも、そういった”知らない人”でも分かるストーリー展開をみせていれば、”学び”のある面白い作品になっていたと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
堅苦しい文章なのは許してください。
では、またの機会に。